6/10

10の物語のこと



ふくふくとふくらんだ
10の絵と言葉

 *** 

目をとじる

散らばった点と点を
結んでみる


ひとつの線にひそむ
その人のこと

その人の目に映ってきた世界

ただ静かに
線や色にうつせたらいいなと思う


ひとつひとつの石のこと
枝のこと
花びらのこと

おいしいごはん
一杯のコーヒー
帰る家のこと
旅先のこと

おいしい野菜のスープは
ずっとあたたかかった















展覧会の最後の夜に書いた散文でした。



春の展覧会に訪れてくださったかた
そっと気にしてくださったかた

本当にありがとうございました!


感想ノートに書いていただいた
絵や言葉が、ほんとうに素敵で
読み返すたびに胸がじーんとします。


そして今回、nemuではじめて
ワークショップをさせて頂きました。

nemuで作った布バッグに
皆それぞれ自由に
刺繍などを重ねていったのですが

それぞれの物語が
バッグの上に少しずつ現れていく過程に
とっても感動しました。

来て下さった方
本当にありがとうございました。
いつかまた逢えますように。


最後に
展示をさせていただいたcafe doudouさん
ありがとうございました。
(作らせて頂いた10周年記念ペーパー&布バッグは
今もお店に置かせていただいています*)



これからもゆっくりと
心を込めて描いていけたらと思っています。
よろしくお願いします*





こいけえみこ(nemu)




5/9
 漂うものたち


雨の粒に紛れて

からだのまわりを漂う

あたらしい予感

まだみることも

手でつかむことさえも

できないけれど

それは確かにそこにある


4/12
春のこと


冬の間、
種をまくように
旅をするように

線や色を
白い紙におとしていました。








ていねいに
誠実に

ときどき、うーんとのびをして

流れる日々を思いながら。









今回
嬉しいとか
悲しいとか
言葉にならないものを
色や形でぎゅっと凝縮して

きらきらした宝石のかけらのような
絵を描けたらいいなぁと思いました。


もしよかったら
春のお散歩途中に
そっと寄っていただけると
とても嬉しいです*








2014.4.1(火)〜4.30(水)
定休日*4.9(水)4.16(水)


cafe doudou

横浜市神奈川区白楽100-11-103
045-433-6531
白楽駅西口から徒歩1分以内

(白楽駅は渋谷駅より約25分・横浜駅より約5分)


*地図には個人的に好きなお店(あけ/たて・eimeku)も
書かせていただきました
。。*



koiemi(PECO)







3/16
化石

その公園には昔の蒸気機関車があり

こどもたちの格好の遊び場になっていた。


汽車の運転席の下には

かつてこの黒い塊を動かしていた

石炭が残ったままになっている。


ちいさな女の子は

その石炭の中から化石を探しているのだと言った。


その瞬間に

からだは、はるか昔の海の中を

漂っていた。


この住宅街の中にある

ささやかな公園にさえ

たくさんの物語が刻まれている。  


nose uryo